本当の横浜を体感できるエリア
「みなとみらい線」が開通するまでは歴史と行政の中心部を一手に統括するエリアでした。
「みなとみらい線馬車道駅・日本大通り駅」を海側に控え、市営地下鉄は重複するように走り、首都高速横羽線は並行して位置し、横浜の正に「心臓」に位置するエリアです。
「関内駅」の「関内」の由来は、開港当時海側に外国人居留地を持ち一般庶民の出入りを制限するための「関所」の内側と外側、つまり「関内」「関外」とをこの場所で分けた事から始まりました。関所は「桜木町駅」「関内駅」に平行して流れる川に掛かる橋に位置し、その川は埋め立て開発され、現在の市営地下鉄と首都高速道路にその姿を変えていきました。
「関内」、つまり海側には横浜市民神奈川県民全員の行政の主である神奈川県庁舎・・県警・横浜市庁舎(写真1・写真2)と住民の生活には欠かせない行政施設・主要銀行と共に、横浜の歴史の一部でもある、石造りの建物博物館等を配置した「馬車道」を見る事ができます。同時にプロ野球チーム「横浜ベイスターズ」の本拠地「横浜スタジアム」も忘れることはできません。
さらに「関外」には、「桜木町駅」に隣接する「野毛商店街」界隈から、約1キロメーターも続く「伊勢佐木町商店街」があり、住民の日常生活全てがここで執り行われる勢いのエリアでもあります。
繁華街を中心としたエリアではありますが、大小の公園も多いため、街中を子供やペットを散歩している方々をよく見かけます。ペットに優しいことでペット愛好家に有名な元町商店街(写真1・写真2・写真3)まで徒歩圏内なので休日も楽しい生活が送れるのではないでしょうか。
横浜をメインに活動範囲を考える方にとって賃貸物件は単身者層からファミリー層まで広範囲のニーズに答えられる賃貸市場を持っているため、思った以上に低額の賃貸物件を見つけられたり、ハイグレードの高額賃貸物件まで各タイプのユーザーの希望がかなえられるエリアです。日々の生活の中で早朝から深夜まで活動される方には最適な街ともいえます。
【関内】
単身者向けの物件供給が非常に多いこともあり2LDK、3LDKといったファミリータイプのマンションは探すのに苦労すると思います。大抵は分譲マンションを賃貸化したものなのでタイミングよく探すのが大事です。相場的には14万~20万前後になります。ただ、ファミリータイプの分譲マンションは期限付きの定期借家契約の場合もありますのでご注意ください。
単身者用のマンションはバブル期に建てられた投資用であることが多いです。部屋の広さは16~17平米のワンルームが主流でバストイレが一緒になっており、洗濯機置場がないものも多いです。賃料的には5万円台後半です。洗濯機置場がない代わりに建物内にコインランドリーがある建物や近隣のコインランドリーを使用することになります。20平米を超えたバストイレが別々、洗濯機置場もあるというマンションは7万円台になってしまいます。基本は上記の通りですが、ごく稀に相場よりも安いお部屋が出ることもありますが大抵は日当たり、騒音、周辺環境、建物内の居住者の質といった点でマイナス要素を抱えている可能性が高いのでその辺については注意が必要です。こういった情報は一般的な賃貸ポータルサイトの物件情報ではどうしても見えない、つまり物件をよく知っている不動産会社にしか分からないので気になった物件があった場合はご相談ください。